今回は薬剤科が担当いたします。
5月に咲く花といえば、何を思い浮かべますか?母の日のカーネーション?バラやネモフィラ、ツツジなどもありますね。
シャクヤクも5月頃に咲く花の一つです。ボタン科の多年草で、大型の艶やかな花を咲かせます。古くから薬用、観賞用に栽培されています。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉は、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえたものですが、元々は生薬の用い方をたとえたものです。
「立てば芍薬」の「立てば」は、イライラと気の立っている状態を意味し、芍薬により改善されます。生薬として用いられるのは根の部分で、痛みをとったり、筋肉のこわばりをとったりする作用があります。芍薬甘草湯、当帰芍薬散、葛根湯など、さまざまな漢方に配合されています。
身近な花から、漢方薬について少しでも興味をもっていただけましたら幸いです。
今回は薬剤科の担当です。肌寒くなってきて、肌も乾燥する季節ですね。皆さんは、塗り薬には同じ名前の薬でも、軟膏タイプとクリームタイプの薬があるのはご存知ですか?
今回は軟膏とクリーム何が違うのか簡単に説明したいと思います。
どちらも、ベースとなる成分(基剤)に有効成分を混ぜて作られています。
ベースとなる成分(基剤)が油性のものが軟膏です。軟膏の特徴として保湿力が高く、皮膚を保護する効果が高いです。しかし保湿力が高い分、ベタつきが出てしまいます。
クリームの基剤には油性成分と水分が含まれていて、水分が含まれている分サラッとしていて、のびが良くベタつきが少ないのが特徴です。
水で洗い流しやすい一方、汗などでも流れやすくなってしまいます。また、軟膏に比べて刺激性があるため、ジュクジュクした傷などには不向きです。
このように同じ有効成分でも、基剤の違いで、塗り心地や刺激感が変わってきます。有効成分の効果に加えて、塗布する部分にあった基剤を選ぶことが大切になります。
今回は薬剤科の担当です。
医薬品の有効性や安全性に関する情報や、安全に使用するための手順の確認など薬剤師だけでなく医療従事者として働く従業者に対し、当院でも随時研修を行っています。
輸液管理、麻薬の取り扱い、ワクチンについて、ジェネリック医薬品とは、消毒剤についてなどテーマは多岐にわたります。今回はインスリン事故を防ぐための工夫をテーマとして取り上げています。研修などを重ねさらに安全に医薬品を提供し、より質の高い医療を目指していきたいと思います。
明けましておめでとうございます。今回は薬剤科の担当です。
みなさんカプセルのサイズって気になったことありませんか?私はお薬を飲むのが下手なので、大きいカプセルは苦手です。錠剤に比べて熱や圧力をかけずに製剤化できるのがメリットのひとつですが、浮きやすいカプセルは飲み込みにくい方も多いですね。
大抵のお薬は日本薬局方カプセル3号・4号サイズです。内径×長さは、3号:5.0×15.5㎜ 4号:5.0×14.0㎜となっています。
大きいものでは0号:7.0×21.2㎜を使用している医薬品もあります。5円玉の直径が22㎜ですので5円玉をクルッと丸めた位の大きさです。
コロナで使用されているお薬の中に「ラゲブリオカプセル200㎎」というのがあるのを、報道や番組でご存じの方もいらっしゃると思います。実はあのお薬も0号サイズのカプセルを使用しています。1回に4カプセルも服用しなければならないので、極力お薬のお世話にならないよう気をつけていきたいものですね。
今週は、薬剤科が担当させていただきます。
今回は当院における持参薬の取り扱いについてご紹介したいと思います。
持参薬とは、患者さまがご入院の際に持ってこられるお薬のことです。
お薬だけでなく、薬袋や薬の説明書、おくすり手帳なども一緒にお持ちいただくと重要な情報源となります。
当院では、持参薬の取り扱いは次のように行っております。
・ 患者さまのお薬を安全に管理するために、入院時に持参された飲み薬
の使用は2週間くらいまでとしています。
・ 入院後、医師の判断によりお薬の処方内容について見直すことがあり
ます。
・ 現在服用していないお薬や当院で使用しないお薬は返却させていただ
きます。
患者さまの状態に合わせてお薬をご準備しますので、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
<よくあるご質問>
◎たくさん持ってきたのに、どうして全部使ってもらえないの?
・ 患者さまが持ってこられる薬には、いろいろなものがあります。普段
取り扱わない薬は、病院のスタッフも詳しくない場合があります。効
果が出ていなかったり、副作用が出てしまったりしたときに気づきにく
いため、2週間ほどで当院の薬に切り替えています。
・ 入院中は症状の観察ができるので、安心して切り替えることができ
ます。
◎どうしてジェネリック医薬品に変更するの?
・ 先発品よりも値段が安く、退院後の薬代も減らすことができます。
・ 味や大きさなどを工夫されていて、飲みやすくなることがあります。
患者さまに安心してお薬を服用していただけるよう、努めてまいります。
今回の院内ブログは薬剤科が担当させていただきます。
今年の冬も寒い日が続き、家ではこたつからなかなか出られない毎日です⛄
こたつに入って食べるものと言えば、やっぱりみかん🍊✨
美味しいだけでなくクエン酸やビタミンCが取れるので疲労回復や美容にも良いとされています。
そんなみかんをむいた後に残るみかんの皮。
この“みかんの皮”が漢方薬として使われているのをご存知でしょうか?
漢方で人参と言えばカレーに入っている西洋人参ではなく高麗人参のことを指しますが、みかんの皮の場合は誰もがよく知ってい温州みかんを使用しています!
温州みかんの皮を1年陰干しして乾燥させると、陳旧な(=時間の経過した古い)皮という意味の
「陳皮(チンピ)」と呼ばれる生薬になります。陳皮には香りによるリラックス効果の他、
・血管を広げて血流を良くし冷えを改善する
・消化を促進して胃腸の調子を整える
などの効果があるとされており、六君子湯(りっくんしとう)や補中益気湯(ほちゅうえっきとう)といった
漢方薬の成分として利用されています。
身近な果物が薬として活躍しているのを知った時は驚きました。
古代中国からずっとみかんは薬としても重宝されてきたのですね。
これからもみかんを食べて、みかんの皮も活用しながら残りの寒い日々を健康に過ごしたいと
思います☺
今回は薬剤科が担当いたします。
薬の名前で「○○○OD錠」という薬を見たことはありませんか?
ODとは、Orally Disintegratingの略で、口腔内崩壊錠といいます。
口の中で速やかに溶けて服用できる錠剤のことです。
お菓子のラムネのように、唾液または少量の水で崩壊することにより飲み込みやすくした製剤です。
通常の錠剤は、高齢者や小さな子供、嚥下が困難な方は飲みにくいこともあります。OD錠はこのような方も容易に服用できる錠剤です。また、水なしで服用できることによって、腎疾患などで水分摂取が制限されている方でも無理なく服用できます。ただし、寝たままの状態では水なしで服用しないこととなっているので、注意が必要です。
OD錠は速やかに溶けるのですぐに効くと誤解されることもありますが、薬の吸収場所や効果に違いはありません。口腔粘膜からは吸収されないので、唾液や水で飲み込む必要があります。
また、OD錠だけ飲む場合は水なしでも問題ありませんが、他のOD錠ではない薬と一緒に飲む場合は、水で飲まなければなりません。
OD錠の他にも、飲みやすさや効果を考え工夫された薬があります。
服用の際は、用法、用量を守り正しく服用しましょう。
今回は薬剤科が担当します。
いきなりですが、この道具は薬剤室に置いてあるものですが、何に使うものかわかりますか?
正解は軟膏板と軟膏ヘラです。
二種類以上の軟膏やクリームを混合するときに使います。
まず始めに、混合する前に軟膏板とヘラを消毒してから使います。
そして、軟膏板に混合したい薬剤を出し、軟膏ヘラで混ぜていきます。
混合する際は、全体が均一になるまでしっかりと練っていきます。
量が少ないと、すぐ混ざり合うのですが、量が多いと均一に混ざるまで時間がかかるので、
根気よく混ぜ合わせます
均一にできたら、次は軟膏容器に詰めていきます。
軟膏の量によって詰める容器が変わってきます。
最近は、自動で軟膏を混合して詰めるところまで機械がやってくれる所もあるのですが、
当院はすべて手作業で行っています
なかなか、薬局の道具を目にすることは少ないと思いますが、こんな物があるんだと知って
いただき、もっと身近に感じてくれると嬉しいです
今回の担当は薬剤科です。
さて、皆さん、特別給付金はもう使われましたか?
我が家では申請して以来、なかなか使い道が決まらず保留になっていましたが、
先日やっと決まりました。
それは二段ベッドです。
現在6畳に8歳2歳の子供と大人2人で布団を敷き詰めて寝ているのですが、
まぁ子供達の寝相の悪いこと…
私たち大人の安眠を得るためにも新たなスペースの確保が必要だということで、
思いついたのが二段ベッドでした。
二段ベッドに寝てみたいという昔からの私の夢もありまして。
二段というだけで、なんだかワクワクしますよね。
上段に8歳の娘、下段に主人が、その横に布団を敷いて、
私と3歳の息子が寝ることになりました。
8歳の娘は、自分のスペースができたと大喜び、
お気に入りの小物を持ち込んで、My基地のようにしています。
親としては、掃除がめんどくさそうだなぁと思ってしまうのですが…
これでゆっくり寝て疲れを溜めず、体調を整えていきたいと思います。
今週は薬剤科が担当します。
新型コロナウイルス感染症の影響で、我が家も予定していた旅行や、帰省、花見等のイベントが
キャンセルになり、休日も自宅で過ごしています。
そんな最中、実家から野菜が届きました
私の故郷、兵庫県丹波市にある道の駅「丹波おばあちゃんの里」で買える、新鮮野菜です。
丹波市は山々に囲まれ、寒暖の差が激しく、冬には雪が積もる寒い地域ですが、水が綺麗で、
美味しい野菜が育つ環境です。
農家の方々の丹精込めて作られた野菜は「〇〇〇〇さんの作ったほうれん草」等と表示され、
顔の見える野菜が特徴的です。
野菜の綺麗な色を見るだけで元気が湧いてきます。
送られてきた野菜の中に菜の花が入っており、春を感じることが出来ました。
おひたしにして食べましたが、とても美味しかったです
新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いたら、私も実家に帰って地元野菜を買いに
行きたくなりました。
野菜を送ってくれた家族、美味しい野菜を作って下さる農家の方々に感謝をし、栄養を
しっかりと摂って、免疫力を上げ、健康維持に努めていこうと思っています。
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