今回は、医事課が担当します。
コロナ禍の中、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先日、入院中の患者さまに書物の差し入れをされるところをみかけ思い出したことのお話です。
以前、朝の電車で中学生らしき少年が食い入るように小説を読みふけっている光景に遭遇しました。老いも若きも男も女も“スマホ命”よろしくケータイを撫ぜているなかで、それはまさしく稀有な遭遇でした。
彼が読んでいたのは司馬遼太郎の『竜馬がゆく』で私も高校生の頃にこの小説に出会い、その後に歴史好きになったことを思い出したものです。
私にとって歴史小説は、第1に面白くなくてはなりません。第2に読者に疑似体験させるものであることです。そうでなければ他の星の話になってしまいます。第3に一定の史実に沿うものであることです。そうでなければ遠いアラブの話になってしまう、と考えます。
司馬遼太郎は多くの作品を残したが、昭和の戦争を題材にした作品はなく、その理由は、これは大変奥が深い内容なので各人が調べることをお勧めします。
小説とは何か? 菊池寛は「小説は作家がいかに人生を處したかの報告の書であり、またいかに處すべきかの意見書である」と言いました。
なにはともあれ、読まなくては小説の面白さに気づかず、昨今、インターネットが身近にありすぎて、以前よりも書物との距離があるように思われますが、コロナ禍による行動制限等社会のあり方自体が変わってしまった今だからこそ、書物にチャレンジしてはいかがでしょうか。
今回は2-2病棟が担当です。
新型コロナ第8派の感染が続いています。当院でも年末に4階病棟で感染患者さまが確認され、厳重なる感染対策が続いております。(写真)
患者さまの吸引や食事介助等のケア時には、テレビで出てくる医療現場と同じエプロン、ゴーグル、特殊マスク、手袋を着用し実施しています。この装備がかなり暑く、冬場とは言え大変です。
面会制限が続き、入院中の患者さま、ご家族さまにはご不便、ご心配をおかけしていると感じております。
一日も早く、自由な面会ができる日がくることをスタッフ一同願っております。
明けましておめでとうございます。今回は薬剤科の担当です。
みなさんカプセルのサイズって気になったことありませんか?私はお薬を飲むのが下手なので、大きいカプセルは苦手です。錠剤に比べて熱や圧力をかけずに製剤化できるのがメリットのひとつですが、浮きやすいカプセルは飲み込みにくい方も多いですね。
大抵のお薬は日本薬局方カプセル3号・4号サイズです。内径×長さは、3号:5.0×15.5㎜ 4号:5.0×14.0㎜となっています。
大きいものでは0号:7.0×21.2㎜を使用している医薬品もあります。5円玉の直径が22㎜ですので5円玉をクルッと丸めた位の大きさです。
コロナで使用されているお薬の中に「ラゲブリオカプセル200㎎」というのがあるのを、報道や番組でご存じの方もいらっしゃると思います。実はあのお薬も0号サイズのカプセルを使用しています。1回に4カプセルも服用しなければならないので、極力お薬のお世話にならないよう気をつけていきたいものですね。
昨年はコロナ感染症に大きく影響された一年でした。
患者さま、ご家族さまには大変ご心配、ご迷惑をお掛けし、申し訳ございませんでした。
今年も感染対策を徹底し、安心してご入院頂ける病院を目指して行きたいと思います。
今年の干支である「うさぎ」は縁起が良い動物と言われています。
「兎の登り坂」のことわざの通り、皆さまにとりまして良い状況へ飛躍する1年となりますように心より お祈りいたします。本年もよろしくお願い申し上げます。
事務部長
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